単発派遣で宣伝販売の仕事を始めてはや7年目。いやまだ7年目か。
この世界には、その道うん十年!という同業他社のベテラン宣伝販売員がたくさんいるから、私なんてまだまだひよっこだもの。 ベテランさんたちは、明るくて陽気で元気なおばちゃん達ばかり。 職業柄とても良くしゃべり良く売る。やっぱベテランはすごい。 ちなみにこの仕事は、おばちゃんばかりではなく、 かわいい笑顔と若さを武器にガンガン売り上げる凄腕女子学生や、 私のように他の仕事と掛け持ちしてる人もいたりして、 まあいろんなひとがいるものだ。 単発仕事なので、いつも同じ人と会うとは限らない。 だから、顔だけ知ってる人が増えてくる。同業他社の人は特にそう。 「また会いましたね」や「今日の(売上の)調子はどう?」など、しょっちゅう話したりはするんだけど、名前までは知らない人ばかり。 そんなゆる~いつながりも、まあ気楽なものだわね。 ついこないだも同業他社のベテランさんに「あらまあ~久しぶりね」と声を掛けられた。 「この前あなたを駅の近くで見たわよ」 それ、しょっちゅう言われます(^^;)駅の近くに住んでるので、良く見掛けられるみたいなんですよ。 「私もあの辺なのよ、あなたにまた会いたかったのよ。A町なの?何丁目?」 えっと2丁目です。 「あらまあ近いわねえ~今度お茶でも飲みに行きましょう」 はい是非に(^^) この「今度お茶でも~」的な会話はわりと良く有る。 ほぼ社交辞令なのだが、たまにホントに誘われる事があり、美味しいお店を教えてもらったりして、それはそれで楽しかったりする☆ だがしかし、 今回はそうではなかった。。。 その日、彼女は18時で勤務を終えると、私の売り場に来て「今度電話するから番号教えて」小声でささやいた。 私は19時まで勤務で、残りわずかの時間でもう少し売り上げを上げたかったのだけど、 彼女はもう帰るらしかったので、メモ帳にささっと名前と電話番号を書いて渡した。すると彼女は、 「実はあなたに読んでもらいたい新聞が有るのよ。今度お宅へ伺うからこのお金で新聞を取ってちょうだい」と、 折り畳んだ千円札を握らせようとしてきた。 えっ、 ナニコレ!? これってまさか、 何かの勧誘? それを仕事中の売り場でする? 信じられない! あなたの仕事は終わっただろうけど、私はまだ仕事真っ最中なのよっ! しかも、お客様や