こんなはずじゃ無かった。
8月末で飲食店厨房のパートを辞めて、派遣や単発バイトなどの掛け持ちでやっていけるはずだったのに。 4月になってから派遣の仕事が増え始めた。新たに単発のバイトも始めた。これがなかなか結構楽しい。 飲食店厨房のパートは正直しんどい。 早くしなきゃ!間に合わない!あれもしなきゃ!これもしなきゃ! 時間に追われ、イライラするのにもう疲れた。 なんて、贅沢だろうか。 ワガママだろうか。 他の仕事は楽じゃ無いけど楽しい。やりがいも有る。 でも飲食店厨房は、しんどいだけだ。楽しさもやりがいも無い。 もう、いいんじゃないかな。。。 思い切って店長さんに退職を申し出たのは、5月のゴールデンウィークが終わってすぐだった。 「7月末で辞めたい」と言ったら、「8月末までいて欲しい」と言われた。 8月末までかあ、早く辞めたいけど、人手不足だからしょうがないよね。もう少しだけ頑張ってみよう。 そのつもりでいた。それなのに。 8月に入ってから、私より先に2人も辞めてしまった。 彼女たちは2人とも持病が有り、それが悪化した為に、やむなく退職せざるを得なかったのだ。 だけど、そのとばっちりが、こっちにきた。 8月最終日、今日でやっと終われる。と思っていたら、 「平日だけ週1でもいいから続けてもらえませんか?」 店長さんに言われた。 「いや、でも、やっぱり無理です。すみません」 何とかかわした。 だけど更に、厨房を取り仕切っているベテラン社員さんに 「やっぱり、辞めるの?募集しても、新しい人入ってこないんだよねえ」 店長さんより勤続年数が長い大ベテランの社員さんは、深いため息をついた。 「週1だけでも、何とかならんかねえ」 なんて言われてしまったら、断り切れないじゃん。 私はやっぱり、自分勝手に辞めていく「人でなし」なのか? めっちゃ罪悪感を感じてしまい「平日週1だけなら何とか」と答えてしまった。 なんてこったい! 5月から根回ししてあったのに、辞められないなんて。 そんなわけでずるずると、平日のみ週1勤務を続けている。 あの日あのとき辞めときゃ良かった。 ほんとにしんどい。 だから毎回「次こそは辞めますって言おう」と思うのだけど、 「また引き留められちゃうのかなあ